こんにちは。とみなすです。
先日、保育園のドアに貼るシールを作らせて頂きました。
「イラストでお仕事したい!」と思っている方に、イラストレーターってこういう案件もあるのね、と新しい発見に繋がると良いな〜
※イラストレーターの色んな案件は、クラウドワークスなどにも多数ありますので、もしまだ登録していない人がいれば、登録しておきましょう!(無料登録です〜)
今回は、デザインから加工会社の選定、納品までの一連の流れを全て対応いたしました!
その過程を全て大公開してみます。
ということで、今回のお仕事術をご覧くださいませ↓
ご依頼してくださったのは、「ぽっかぽか保育園」様
今回、京都府にある「ぽっかぽか保育園」様からのご依頼で、保育園のドアに貼るシールを作成させて頂きました☀️
ぽっかぽか保育園様は、京都市内の企業主導型保育園で、園名にもあるように、代表・園長先生を含めた皆さんが、とても温かく、接するたびに心が「ぽっかぽか」になる素敵な保育園様です(*^^*)
日祝も開園していたり、先生方の運転で送り迎えもしていて・・・
私が実際に子どもを預けているわけではないのですが、「預けたら安心だろうな〜」というのが、定期的に更新されているブログからも伝わってきます👀💓
もし、このブログを読んでいる方で、偶然にもその近辺にお住まいで、子育ての予定があるよ〜という方がいらっしゃいましたら、ぜひチェックして頂きたい素敵な保育園様です☀️
今回の案件が発生した経緯
元々、ぽっかぽか保育園様の「ロゴ」を作らせて頂いてまして。
「ロゴのシールを、保育園のドアに貼りたい」
というのが始まりでした!
初めは、B1サイズにロゴ部分のみを〜という流れでしたが、打ち合わせを重ねて、最終的に
長さ180cm弱の、ドア全面に貼るシール作成
をさせていただくことに・・・!
正直、不安もありました。
シール作り自体が初めてだけども、、サイズが大きすぎる・・・!と。笑
こうして、「大きいシール作成」が始まりました。
シール作成の流れ
シールのサイズを決める
サイズによって、デザインの描き方も、金額も変動するため、貼る位置の横・縦の長さを測ります。
今回は、縦183cm、横68cmのドアに貼るシールを作りました。
シールの素材を決める
下記の観点でシールの素材を決めていきます。
- ドアの内側から貼る? or 外側に貼る?
- シールの裏は、透明? or グレーなどでも良い?
- 粘着力を最強にする? or 再剥離可能にする?
今回は、ドアの内側から貼り、裏は白、再剥離可能、という素材で作りました。
再剥離可能にすることで、粘着力は弱まりますが、、
今回作るシールはとても大きいサイズだったので、「貼る時」のことを考慮し、位置調整がしやすいよう再剥離可能なものにいたしました。
使用する場所だけでなく、使用する瞬間のことなども考えながら、決めていきましょう♪
シールの加工会社を決める
今回のように「大きめのシール」という観点で、おすすめの加工会社はこちら。
他社サービスと比較し、料金・素材のマッチ度・信頼度などにおいて、間違いなくベストな選択でした。
見積りを算出
加工会社が決まれば、加工代が算出できますので、そこに自身のイラスト制作費用などを含めて、お見積の合計を算出していきます。
今回は、下記観点で見積もりを作成しました。
- ステッカー制作費
- イラスト制作費
- 送料
ステッカー制作と、イラスト制作の違いって何?
→ステッカー制作には、業者での加工代の他、制作側で行うデータ調整や校正確認等の費用を含めています。
→イラスト制作は、自身の単価で算出します。
ちなみに、送料は、お見積時点では最大値で算出しました。
というのも、シールのサイズ自体が大きいので、どのサイズでの郵送になるのかが不透明だったのです。。
見積時点では最大値で、納品時に確定した実際の送料での請求を行うことで、お客様の負担を減らすことが出来るんじゃないかな?と思います。
(このように、臨機応変に値段を決められることが、フリーランスの好きな点なのです💡という余談はさておき。)
シールのイラストを作る
↓完成したイラストがこちら・・・!
(代表と園長先生のイメージキャラクターが、うさぎ🐰と、くま🐻ということで、きりんの上に乗せちゃいました *^^*♪)
クライアントワークの場合は、どんなイメージが良いのか、文字やイラストなどを使い、共有して頂きます。
今回の場合は、「とみなすさんのセンスで!」というように、お任せしてくださってたので、私から2案ほどイメージを提案し、そのイラストをブラッシュアップしていきました。
↓出来上がるまでのタイムラプス(AdobeFrescoで、ハマってる機能です。笑)
基本的に遠隔のやりとりだったため、シールを貼る場所の写真を送って頂き、近辺の色合いなども見ながら作りました🎨
加工会社への依頼 および 納品
イラストが完成したら、加工会社へ発注します。
手元に届いたら、サイズ感や、加工の仕上がり具合、注文した通りの素材になっているかを確認し、必要であれば修正を検討するべきかと。
今回の場合は、「めっちゃ良い〜!!」と確信したので、修正無しで、ぽっかぽか保育園様のもとへ納品いたしました。
その際、ただシールだけを送るのではなく、「シールの貼り方」を載せた葉書を同封してみました👀
※プラスデコさんのWebサイトに、「シールの貼り方の動画」が載っていたので、それをQRコード化してーという感じです💡
貼付
ぽっかぽか保育園様にて貼り付けをして頂きました。
サイズもぴったりだったようで、一安心😭✨
貼る瞬間の動画も送ってくださって、本当に感無量でした・・・
学び
今回のお仕事を通して学んだこと
- こだわり続けて、ベストを尽くす大切さ
→実は、お見積段階ではプラスデコさんを見つけれておらず、他社のサービスで検討していました。
当初は、B1サイズのシールを2枚繋げて、183cmにしようという計画でしたが、それだとどうしても料金が高くなるんです。。
「いざ発注」のタイミングで、『本当にもう無いのか?これがベストなのか?』と自問自答し、これまで「シール」という概念で探していましたが、切り口を変えて「ポスター」で検索したところ、プラスデコさんに出会い、、コストも下がる他、カスタマー対応も丁寧という点でプラスデコさんに決定しました。
ということがあったので、「最後までベストを尽くす」ことで、値段を下げれたり、より良いものを提供できるなと実感しました。
- 部分的ではなく、全体を俯瞰して作る大切さ
→建物に貼るシールは、単なる「貼るもの」ではなく、建物の一部になります。
周りとのバランスや、シール部分を人が通る時をイメージしたり、、ただのイラストではなく、全体を俯瞰して描くことの大切さを感じました。
- ぽっかぽか保育園様の温かさ・・・
→細かなフィードバックや、ご多用の中、サイズを測ったり写真の提供等を丁寧にスムーズに行ってくださって、大変感謝しています(TT)
最後には、貼る瞬間の動画を送ってくださって、喜んでくださってる様子とかも、とても嬉しく、皆さんの温かさ改めて感じ、私も「こういう人になりたい!」と強く思いました。
次回もし類似案件を受注したらどうするか?
素材のことなど、手探りだった部分もあり、相手の時間を頻繁に頂いてしまったなぁ、、というのが反省点です。
次回は、ヒアリングシートを用意し、なるべく作成におけるコミュニケーションの数を減らし、相手の時間を大切にできたらと思います💡
おしまい
技術的な面でも、人間性という点でも学びが多い案件でしたね。。
イラストを通して、誰かに喜んでもらえるという幸せ、自分が成長できるという喜びが、あると思います。
まだまだ未熟ですが、これからもそんなお仕事をし続けていきたい、いこう・・・!
同じように「これからイラストレーターとしてやっていきたい」と思っている方にとっても、この記事が何か学びやアクションに繋がっていれば幸いです。
最後になりますが、いつも私の心を動かし、成長させてくださるぽっかぽか保育園さま、改めてありがとうございました☀️
ではでは、おしまいっっ
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